こんにちは、神奈川県で小学校受験を経験した息子ジロチョの父親、ジロチョdaddyです。
小学校受験で出題される図形問題は遊びながらにして点数を上げることができます。
特に何かを教える事はほとんど無く図形問題に必要な能力を遊びの時間に身につける事が可能だと考えます。
今この記事をご覧の方は、多くが小学校受験を控えるお子様を持つ親御様かと思います。
そして、子供が「回転図形の問題をよく間違える」や、「積み木の問題の隠れたブロックの数を数え忘れる」といった悩みを抱えておられる方が多いのではないでしょうか。
我が家の小学校受験の時も、他の領域のペーパー問題では何度教えても間違える、根本的に理解ができていない問題がありました。
しかし、図形問題に関しては特に何かを教える事無く模擬テストでも着実に図形・映像領域の問題の点数はUPしていきました。
その原因を考えた時、これから紹介するブロック遊びだけの効果ではないのかもしれないが、我が家で図形問題に関して有益だと感じたものは、レゴ、LaQ(ラキュー)などの立体系組み立てブロック遊びとパターンブロックの平面系組み合わせブロック遊びしか思い当たりません。
その中でもレゴ、LaQ遊びの時間は突出して多く、影響が大きいと感じました。
我が家ではレゴもLaQも同じような使い方をしました。 特に変わった使い方ではなく、親が少し意識するだけの簡単な方法です。
今回ご紹介する事は、言われなくてもやってるよと思うご家庭もあるかとは思いますが、実践する事で少なくともお子様の図形問題を見た時の顔つきは変わり、点数UPにつながる事は間違いないと考えます。
我が子がそうだった様に。
今回はその我が家のレゴ、LaQの使い方や最近見つけた 同じ様な効果が期待できるおすすめ玩具の紹介をします。
其の1:ブロック遊びで図形問題の点数(理解力)はUPする
最初に述べた様に、我が家では小学校受験の図形問題を教えた事はほとんどありません。しかし、幼児教室の模擬テスト図形・映像問題の点数は着実に上がっていきました。
ここでは息子の成果や小学校受験で出題される図形問題を抽出し攻略の糸口を掴む事にしましょう。
1.1 息子の図形・映像問題の成績の上昇
息子は小学校受験準備初期、図形問題の成績が良いわけではなかったのです。
下の写真は息子の幼児教室での模擬テスト、全統オープン総合テスト第1回と受験本番直前の第4回の成績表の1部です。
第1回は年中の3月、第4回は年長の9月に受けています。
着実に得点は上がっていき、本番前最後の模擬テストの領域別偏差値を見る限り、図形・映像問題は一番得意な領域問題になりました。
驚くべきは、第4回の問題はもちろん第1回の問題より難易度は数段上がっているという事と、我が家では小学校受験の図形問題を教えた事はほとんど無いという事です。
1.2 東大出身者とレゴの知育と関連性
少し主題の小学校受験の図形問題とは離れるが、レゴジャパン株式会社が東京六大学出身者600名に聞いた「レゴと知育の関連性の調査」の結果を紹介したい。
その中の東大生のうち約70%が子供の頃レゴ経験ありと回答しており、「子供の頃にレゴで遊んだという経験が、自身の能力やセンスに影響がありましたか?」という質問に対し、東大出身者も85%が「影響があった」と回答しています。
また、注目するのは、影響があったと回答している人の2人に1人が「空間構成力・イメージ力」に影響があったと思うと回答しています。
図形問題に必要な能力の一つは紛れも無いこの「空間構成力・イメージ力」になる事はご存知だと思います。
1.3 小学校受験の図形問題
ここで、小学校受験に出題される図形問題とはどの様なものがあるのか確認してみたい。
そこから、漠然とでもどの様な能力が必要なのか認識しておく事は、ブロック遊びを子供にどの様に遊ぶかアドバイスする上で有益な情報となるはずだ。
写真1は4マスの四角が矢印の向きに回転したら中の図形はどの様に見えるかを問われる問題です。よく似た問題で、2番目・3番目の四角のマスに何も書いていないという難易度が高い問題もあります。
写真3は一番左側の二つ折りにした紙の黒色の部分を切り抜き、紙を広げた時の見え方を問われる問題
写真5は真ん中の太線を鏡に見立て、左側の図形がその鏡にどう映るか問われる問題
写真7は真ん中の線を水面に見立て、上の図形が水面に映る時正しい見え方に丸をする問題
写真2は机の上に積まれた積み木のそれぞれの方向からの見え方を問われる問題です。隠れたブロック、左右の位置関係に注意しないといけません。
写真4は一番左側の積まれた積み木を上から見たらどう見えるかを問われる問題
写真6は左側2列の図形を重ね合わせた時にできる図形を右の4つから選んで丸をする問題
其の2:我が家のレゴブロック、LaQ の遊び方
我が家で息子に勧めた、または意識したレゴ・LaQの遊び方を紹介します。
特に変わった使い方ではなく簡単な事で、大きく3点の事を意識しました。
ちなみにレゴ・LaQを息子に買い与えたのは4歳半の頃でした。
レゴのシリーズだが、以下のリンクのレゴ クラシックをおすすめします。
その理由はこの後step2で紹介するオリジナル作品を作る時の作品の幅が広がるからです。
step1:説明書のモデルを一人で作れる様にする
レゴ、LaQともに初めの頃は説明書を見ながら作り方が載っているバイクなどを一人で作っていました。
初めの内は説明図を見ても「見方がわからないー」、「説明書と同じ様に組み立てられない」と泣きついて来る事があり、私が手助けする事はありました。
しかし、毎日遊んでいると知らない内に息子一人で説明書を見ながらどんどん作り上げて行けるようになっていました。
説明書をクルクル回して見たり、途中まで作ったレゴを色々な方向から見たり、一人で解読していく力は前章1.3で紹介した写真1、写真2などのような図形問題、立体の見え方や積み木の数の問題に大いに生かされたと思います。
ただし、実際の小学校受験のペーパー対策として、なるべく説明書はクルクル回転させずに頭の中でイメージして作るように勧めました。
我が家ではLaQも並行して遊んでいました。
LaQもレゴと同系統のブロック玩具ですが、レゴには無い作り方や発想があります。作った部品を穴から通したり、部品同士の角度や向きを把握しなければならかったりすることが多いので、空間認識の能力は育つのかなと個人的には感じます。
個人的には、LaQの説明書はレゴの説明書より若干難しいと思います。最初は説明書の図が理解できずが「どういうことー?」とか困ったりしていましたが、自分で何度も失敗を繰り返したりして「こういうことかー」と理解していくという成長が見られたりします。
息子が一人で完成写真や決して簡単では無い説明図から想像して試行錯誤しなんとか完成させていく姿は頼もしく感じました。
ちなみに息子はLaQに関しては何故か、昆虫やサソリなどをチョイスしていました。 せめて恐竜とかに変えてとお願いしてもダメで、見た目がエグい物ばかり選び困りました。 まあ、こういう曲線っぽいところを表現できるのがLaQの良いところなのでしょうが。。。。。。
step2:とにかくオリジナルのものを作る
説明書のモデルやホームページにアップされているブルトーザー等の作り方を一人で作り終える頃にはある程度レゴブロックを使い慣れてきています。
これは特に私達親から言ったわけでは無いですが、一人でに息子が自由に考えたオリジナルの飛行機なんかを作り出していきます。
驚いたのは、オリジナル作品を作っている時の息子の集中力。
前章1.2で紹介した東京六大学出身者600名に聞いた「レゴと知育の関連性の調査」の調査結果で東大出身者の【レゴブロックでどの能力やセンスに良い影響があったと思いますか】の質問でも、最も多い57.6%の人が『集中力に良い影響があった』と回答しています。
また、調査の中で述べられている東大出身者の『好きなレゴのタイプ』の【自由に組み立てるレゴ】、【説明書等がなく、ゼロから作るシリーズ】というのは今回紹介したレゴ クラシックでオリジナル作品を作る事です。
下の写真は息子がレゴで作ったオリジナル作品だが、中心から線対称になっているのがわかります。息子が作るオリジナル作品に関しては、私達親からアドバイスなどの干渉は何一つありませんでした。
息子は一人でに完璧な線対称な作品を作り出していきました。どんな大きな作品でさえ、対称に作っていました。
この力は前章1.3の写真5、7のような対称を問われる図形問題に存分に応用されたのではと感じる。
あと、我が家でもう一つ補足的に意識していた事は、熱中している時に声をかけない事。
親の都合で中断させず、息子が納得のいくまで、息子が自主的にやめるまで声はかけないように意識していました。
ちなみに我が家ではLオリジナル作品に関してはレゴがメインで、LaQは説明書タイプの作品を主に作っていました。
LaQのオリジナル作品は保育園で作っているようでした。
LaQのオリジナル作品を作るなら下のセットがおすすめです。
step3:時々親が大人のレゴを作ってみせる
レゴ クラシック付属の説明書内のモデルを作り終えてもネット上に作り方の情報は転がっています。 検索ワード【レゴ クラシック 10698 作り方】等でググれば結構ヒットします。
志戸呂モドキさんのレゴの作り方のサイトは作りやすい作品、丁寧な説明でおすすめです。
すごいの物だとポケモンのモンスターボールの作り方や仮面ライダーの作り方とか紹介されています。
たまにこのような大人向けのレゴを息子と一緒に作りました。息子のレゴの作り方のヒントや発想に良い刺激になりました。
何より親子の共同作業、そこから生まれるコニュニケーションは、忙しい小学校受験準備の合間の親子の楽しい記憶になります。
私は小学校受験準備の期間が、息子にとって辛いだけの記憶で満たされてしまうのが心配でした。
もちろん、休日には海水浴やキャンプ等に楽しいお出かけをしてはいましたが、普段の息子の遊びにも毎回ではないが全力で付き合い楽しませる事を意識していました。
其の3:激おすすめブロック玩具
私は小学校受験が終了してからその存在を知ったのですが、一つすごく小学校受験の知育玩具としておすすめなブロック玩具を紹介します。
マグ・フォーマーというマグネットブロックです。
教育・育児玩具輸入販売するボーネルンド社が国内正規輸入しているマグネットの知育玩具です。
そのシリーズでオススメなのがカーニバルセットという観覧車が作れるセットです
小学校受験準備中に、知っていたら100%買っていたと思います。
その理由を以下にまとめました。
おすすめ理由1:観覧車が作れる(観覧車キットが付属している)
ペーパー問題で観覧車の問題はよく解いていました。下写真のような円の規則性の問題や位置関係推理の問題を教える時に丁度このような観覧車の具体物が欲しいと思っていました!!
観覧車に似た問題で、ルーレットの問題もありました。 マグ・フォーマーの観覧車のワゴンの部分を平面に置いて、ルーレットの問題を具体物で説明する時なんかに利用できるなーと想像できます。
息子は、観覧車の問題も最初はチンプンカンプンでした。急にこの観覧車のような問題が出題され、紙面上で考えてって言われても幼児にはハードルは高いと思います。
日頃遊びの中でこんなおもちゃがあったら、相当メリットがあっただろうと感じます。
おすすめ理由2:サイコロなどの立体から平面展開図が作れる
サイコロの立体の展開図の問題もたくさん解きました。幼児教室で厚紙のサイコロを作って展開図を確認したりしていました。
しかし、サイコロの展開図って何通りもできるので、それを教えるのに手軽に遊び感覚で教えられると思います。
下図のようなサイコロの問題も、マグ・フォーマーだったら簡単に展開、組み立てできてかなりわかりやすく説明できたと思います。
お勉強の意識無しで日頃の遊びとして慣れ親しんでいたら、それだけで小学校受験においては有益だと強く感じます。 我が家ももっと早くこのマグ・フォーマーに出会っていたらとつくづく感じました。
マグ・フォーマーは使い方次第でいろんな問題の具体物に利用できそうな気がします。
まとめ
図形問題は小学校受験のペーパー問題の中の1領域だが、入試問題として頻繁に出題される事はご承知の通りです。
息子が全ての領域の中がで図形・映像問題が一番得意になったのは、間違いなくブロック玩具の影響だと思います。
それは息子がレゴやLaQで遊ぶ姿を観察していれば頷ける結果でした。
私はレゴやLaQの使い方について最初に少しアドバイスをしただけ、そしてたまに息子と一緒に大人レゴをを作成しただけです。
後は、息子が作ったオリジナル作品を大袈裟に褒めたくらいです。
他のご家庭でも実践していただければ、少なくとも図形問題を見た時の顔つきは変わり、点数UPにつながる鍵になると考えます。
何度も言ってクドイかもしれないが、息子の小学校受験準備中に図形問題を教えた事はありませんでした。
その代わり、シーソー・釣り合い等の推理思考力問題には手こずり、そちらの説明に時間を使えたのもメリットでした。
最後に。
この記事を書いてる現在、新型コロナウイルスの影響で9月入学の話等、小学校受験を取り巻く状況も大きく揺れ、皆様も不安を抱かれてる事お察しいたします。
1日でも早いコロナウイルスの終息と、小学校受験を取り巻く状況もより良い方向に向かう事を心より願います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは。
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