コロナ禍も合わせて考える 小学校受験 私立小学校入学のデメリット

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アイキャッチ画像小学校受験

こんにちは、ジロチョdaddyです。

以前の記事「コロナ禍も合わせて考える 小学校受験 私立小学校入学の5つのメリット」ではコロナウイルス感染拡大の影響による休校時の学校の対応のメリットや小学校受験自体のメリットと感じる事を紹介しましたが、今回はその反対で小学校受験のデメリットや私立小学校入学後に大変だったなと思った事を、息子が入学して1年経った、しかもコロナ禍を経験している今だから言える観点でお伝えしていきたいと思います。

息子が私立小学校に入学して1年経ち、コロナ禍の真っただ中の今、私が感じる小学校受験、私立小学校入学のデメリットを以下に挙げます。

デメリット

1:コロナ休校中も授業料、施設使用料は通常通りの支払い

2:お金がかかる

3:小学校受験自体、子供への負担大

4:学校が遠くなることがある

5:休日、放課後に気軽に友達と遊べない

6:学校給食がない私立小学校が多い

7:入学後、低学年から必要以上に中学校受験を意識してしまう

1:コロナ休校中も授業料、施設使用料は通常通りの支払い

息子の通う私立小学校は、2020年3月2日から始まったコロナウイルス感染拡大の影響による休校措置が4月7日の緊急事態宣言を通し5月25日の解除を受けて、結局5月31日まで続きました。
6月中も分散登校等で通常登校には復帰しません。

現況予測として、2020年は通常と比較しておよそ3ヶ月分小学校に登校しない日が発生する予定です。
「コロナ禍も合わせて考える 小学校受験 私立小学校入学の5つのメリット」の記事にて書いた通り休校中のオンライン動画授業の対応は満足しています。

しかしながら、双方向オンライン(live授業)への期待があったのは隠せません。
正直に言いますと、双方向オンライン(live授業)を実現して欲しかった。

また、授業料・施設使用料は毎月ごと支払いですが3月、4月、5月分は通常通りの金額支払いでした。
授業料に関しては特に何もないのですが、施設使用料は使用していないのに通常通り支払いに少しモヤっとしているのは私だけではないと思います。

お金がかかる

文部科学省が2019年12月に発表した『平成30年度子供の学習費調査』によると、平成30年度子供の学習費調査の結果について私立小学校に通う子供の保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学習費総額(保護者が子供の学校教育及び学校 外活動のために支出した経費の総額)は1,598,691円、およそ160万円です。(表1学校種別の学習費総額参照)

表1学校種別学習費
表2内訳
表2:公立・私立小学校における学校教育費の内訳
表3学校外活動費
表3:公立・私立小学校における学校外活動費に占める「補助学習費」「その他の学校外活動費」の割合
※補助学習費(自宅学習や学習塾・家 庭教師などの経費)

私立小学校は公立の小学校と比べて学習費総額は5倍です。

中でも授業料等が含まれる学校教育費は差が大きい。
表2 公立・私立小学校における学校教育費の内訳の項目で私立小学校の方の表で、授業料の次に割合が高い「学校納付金等」はおそらく学校への寄付金が多くを占めているかと思います。
授業料の他に寄付金を任意で募る私立小学校は多いです。

ちなみに、息子は私立小学校に入学し1年経過しましたが、我が家の1年生終了時点の学習費総額はおおよそ205万円程度でした。
初年度は制服購入費等の特別経費がありましたので上記調査結果より多くなったものと考えられます。

小学校受験自体、子供への負担大

小学校受験の多くの試験はペーパー問題、運動、絵画、行動観察、個別問題、指示行動、巧緻性テストなど学習・訓練する分野がすごく多いのが特徴です。

年長の4月頃から試験本番の10月後半までは平日は保育園から自宅に帰ったらペーパー学習や絵画の練習、工作やビーズ通しやシール貼りの巧緻性訓練で自分の好きなおもちゃで遊べる時間は30分有れば良い方でほとんど無い状態でした。

その上、ペーパー問題では小学2年生レベル程度の問題まで出題されるので、ペーパー問題が得意ではない子にとっては自宅でのペーパー問題学習は苦行でしか無いかと思います。

我が家では強化期間として、一定期間ですが自宅でのペーパー学習を23:00くらいまでやっていた期間もあり、体力的にも負担をかけしまっていた時もありました。

しかも、親が教えても教えても理解してもらえないと親子ともイライラしてしまって親子バトルなんてこともよく聞きます。
我が家でも年長時の後半はよく親子バトルが勃発していました。

土日は幼児教室の模試や授業で一日中遊びに行ける日も限られていました。
子供に負担、ストレスをかけてしまうのですが、このストレスの発散や息抜きの遊び、リラックスの為に、たまにはキャンプに行ったり、親子本気でレゴブロックで遊んだりと色々考え負担やストレスと上手く付き合ってい必要がありました。

学校が遠くなることがある

私立小学校通う多くのお子様がバス、電車通学で学校へ登校する事が多いと通思います。
自宅近くに志望校があり、入学されたご家庭は少ないのでは無いでしょうか。
小学校が遠い事で感じるデメリットを挙げます。

通学交通費用がかかる

学校が遠いと徒歩通学できないので、小学1年生から電車・バスを利用することになります。
中には、自家用車で送迎なんてご家庭もいらっしゃるかとは思いますが。

ほとんどの私立小学校に通うお子様はバス・電車通学なのではないでしょうか。
そして、その場合当然交通費が発生します。
息子はバスと電車を利用し1時間弱かけて通学しています。

我が家の場合、小学1年生時1年間の通学交通費はおよそ9万円でした

ちなみに、神奈川県内では関東学院六浦小学校のように安全・安心の取り組みとして自家用車での通学を許可している小学校もあります。

低学年時の通学が心配

いざ入学し、1年生からバス・電車通学になると一人で登校できるのか心配になります。
我が家もそうでした。
電車の乗り換えや、電車が遅延した時など対処できるか、乗り間違えないかいくらでも心配事はつきません。
何より、幼児・児童が巻き込まれる事件を聞くと、通学時の安全面が最大の心配事になるかと思います。

対策としては携帯電話やGPS搭載機器を持たせることで対処されていると思います。
息子が通う私立小学校では携帯電話やGPS搭載機器を学校に持ち込むには申請書を提出し承認をもらう必要があります。

我が家の安全対策としては、昨年2019年5月に発生した某私立小学校の児童が巻き込まれた痛ましい事件を受け、当面親と付き添いで登校することに決めました。

イギリスでは日本でいう小学3年生までの子供ほぼ100%が親と通学しているとのこと。
(参照: 【小学生の送迎】過保護なイギリス人と安全意識の低い日本人)

また、アメリカでは州によって12才以下の子供を13歳以上の保護者なしでひとりにすることができない法律があるなど、小学生を子供一人で通学させることは珍しいのが現状です。

昨年のような痛ましい事件が起こると、比較的安全と言われる日本といえど万が一を考え、我が家も欧米諸国に見習い当面の間親と一緒に通学することに決め、少なくとも1年生の間は付き添い通学にしました。

我が家は共働きですが、妻の通勤路線と息子の通う私立小学校への通勤路線がほぼ同じの為、それほど送迎に苦労することはありませんでした。

通学時間が長い

息子も1時間弱掛けてバス、電車通学しております。
息子が通う私立小学校も殆どのお子様がバス、電車通学で、1時間以上の通学時間の子もそれなりにいらっしゃいます。

通勤時間が長い上に登校時間が早いとなると就寝時刻や起床時刻に影響し生活スタイルをガラリと変える必要があったりします。

また、中学受験を考えた時、この通学時間はより問題になってきます。
夜遅くまで塾や家庭で勉強しても翌朝学校には決まった時間に登校しないといけません。

例えば片道30分通学時間の違いは、睡眠時間や、貴重な朝の30分に影響します。
30分の睡眠時間は大きいと思いますし、中学受前験前なら朝30分勉強する時間に当てたりできます。

片道30分なので1日1時間、1年間の登校日数はおよそ200日なので1年間200時間程度です。
通学時間が30分短いお子様は、30分長いお子様に比べて1年間200時間程度他の何かに時間を費やすことができます。

中学受験を考えた時、1年間200時間を自宅での学習時間割り当てられるとしたら、同じ中学受験を目指すご家庭にとって、200時間は学力に影響が出そうな学習時間の差と感じるのではないでしょうか。

休日、放課後に気軽に友達と遊べない

子供たち

この事は以前の記事「私立小学校在学と近所のお友達事情 コロナ自粛・休校中の小さな奇跡」でも触れましたが、息子が通う小学校も電車、バス通学の児童が多く、自宅から徒歩圏内に同学年のお友達がい住んでいる事は稀だと思います。

息子ら子供たちで遊ぶ約束はしますが、親同伴で事前に綿密な計画を立てて休日遊ぶ約束をしています。
気軽に今から公園で遊ぼうみたいなことはほぼありません。

まして、上の学年の子たちと一緒に遊ぶことや、大勢で缶蹴りやケイドロなどの私たちが小学校の時の遊びを全く経験していません。

自宅近くの公立小学校の小学生達が近くの公園で大勢で遊ぶ中、息子がその光景を羨ましそうに眺めながら一人で遊んでいる姿を見た時は、本当に私立小学校入学は良かったのかどうか気持ちがブレる事もありました。

学校給食がない私立小学校が多い

お弁当

学校給食がある私立小学校は比較的少ないと思います。
首都圏の私立小学校で完全な学校給食を実施している学校はおよそ3割程度です。
(参照:お受験インデックス

息子が通う私立小学校も学校給食はありません。毎日お弁当持参です。
お弁当は妻が毎朝作ってくれていますが、毎朝大変です。

小学校6年間毎朝お弁当作りは相当な覚悟がいるかと思います。
できれば費用がかかっても学校給食はやっていて欲しいと思うくらいです。

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入学後、低学年から必要以上に中学校受験を意識してしまう

内部進学がある学校に通うお子様は高校や大学まで系列の学校に進学され中学受験を意識されない事もあるかと思いますが、私立小学校に通う多くの男子児童のご家庭は中学受験を予定しているところが多いかと思います。
我が家も中学受験する予定です。

現在2年生でまだ塾には通っていませんが、家庭学習で中学受験を見据えた算数と国語の問題集をやっていますが、中学受験を意識するあまり何かに付け息子がわからないところや間違ったところに私達親が気になってしまい、熱く説明してしまいます。

入学当初は塾に入る前までは、少なくとも3年生までは思う存分遊ばせてあげようと考えていたにもかかわらず、日が経つにつれ、家庭学習としてやっている問題集も増え結局は遊ぶ時間を削ってしまっています。

普段の生活でも、普通の家庭なら笑って過ごされるような息子の言い間違えや、言葉足らずな話し方なんかも、いちいち私達が熱く説明してしまい、息子が怒り出すことなんかもしばしばあります。

私達も、出来る限り息子がのびのび生活出来るよう、熱くなりすぎないように気をつけていますが、周囲の勉強第一の空気が漂う環境は、このような心境にならざるを得ないのかもしれません。



最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは。

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