小学校受験 集中・記憶力を強化する指示行動(運動)の訓練方法

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小学校受験

こんにちは、ジロチョdaddyです。

今回は前回の指示行動の重要性の記事の続編、息子の小学校受験準備期間中の指示行動の訓練方法と使用した備品をご紹介します。

訓練は大きく分けて、集中・記憶系訓練と我慢系の訓練を自前で考えて公園で行っていました。
今回は集中・記憶系の訓練を難易度順で紹介します。

Level4の訓練なんかは模試・考査本番を意識した仕様になっていて、模試が始まる直前の息子を送り出す時の緊張感を演出しその場の雰囲気になれる訓練をしていました。

集中・記憶系 指示行動 訓練

我が家で考えた指示行動(運動)の訓練を以下に紹介します。

集中して出題文を記憶する必要がある指示行動(運動)訓練の難易度を4段階に分けました。
場所は近くの公園でやっていました。

【用意するもの】はそれぞれのご家庭で代用できるものがあれば代用でしてもらってOKです。
その場合、指示行動(運動)出題文は代用品の名前に変更が必要です。

【用意するもの】の備品で我が家が実際に使用した物を
次の章で紹介しています。

手順としては、

【準備】の内容の準備する。
 親か出題者が【出題文】を読む。
【出題文】はできる限り1回で聞き取れるようにする。

ちなみに、level4の指示行動(運動)の訓練の指示は私も忘れてしまう事があったので、スマホにメモをし、そのメモを確認しながら間違っていないか確認していました。

慣れてくるとlevel4程度の指示行動(運動)の訓練も間違えずにできて驚いたものでした。

ジロチョdaddy
ジロチョdaddy

ペーパー学習で行き詰まった時など、外に出て体を動かしリフレッシュしたい時などにこの指示行動(運動)訓練をやりました。

level 1

図 1:level1説明図

【用意するもの】

三角コーン2本

【準備】

  • 図1のようにスタート位置用三角コーン(三角コーン①)を置き、5m程度離れたところにもう一つの三角コーン(三角コーン②)を置きます。

  • 子供はスタートコーンの前で立って待機します。
指示行動

【出題文】
「スタート」の合図で向こうの三角コーンまでケン、グー、パーの順番で進んでください。

向こうの三角コーンに着いたらコーンを右から回り、回ったら今度はスタートのコーンまで走ってきてください。

「スタート」

【確認】
親(出題者)は以下の指示行動(運動)の項目がしっかりできているか確認します。

  1. ケン、グー、パーの順番が間違っていないか
  2. 右から三角コーンを回ったか
  3. 回ったら走って帰ってくるか

【補足】
「ケン、グー、パー」とはサーキット運動でやるようなケンケンパーの「ケン」と「パー」の跳び方と両足を揃えて跳ぶ「グー」の跳び方のことです。ケン、グー、パー、ケン、グー、パーと前に跳びながら向こうのコーンまで進みます。(下写真参照)

「ケン、グー、パー」の順番を「パー、ケン、グー」等に変えて試すなど応用できます。

パー、ケン、グーのように順番が変わるとスムーズに(止まらずに)進めなかったっりすることがあります。
その場合はスムーズに進めるようにパー、ケン、グーのサーキット運動部分だけの練習をする必要があるかもしれません。

Level 2

図 2:level2説明図

【用意するもの】

三角コーン2本、青フープ

【準備】

  • 図2のようにスタート位置用コーン(三角コーン①)を置き、右斜めに5m程度離れたとこにもう一つのコーン(三角コーン②)を置きます。
  • スタートコーンから左斜めに5m程度離れたところに青フープを置きます。
  • 青フープと三角コーンの間は3m程度(適当で大丈夫)です。
  • 子供はスタートコーン(三角コーン①)の前で立って待機します。
指示行動

【出題文】

「スタート」の合図で、はじめにケン、パーの順番で跳びながら青フープまで進みます。

青フープに着いたらフープの中で「気をつけ」をします。

次に、もう一つの三角コーンまで両足ジャンプで進みます。

コーンに着いたらスタートの三角コーンまで走って来てください

よーい「スタート」

【確認】
親(出題者)は以下の指示行動(運動)の項目がしっかりできているか確認します。

  • 青フープの中で気をつけを忘れていないか。
  • 青フープと三角コーン②の間は両足ジャンプで進めているか。
  • スタートコーンまで走ってくるか。

補足】
「気をつけ」とは背筋を伸ばして立ち、両手を体の両側面にピンと伸ばす姿勢です。

level 3

図3:level3説明図

【用意するもの】

三角コーン1本、青フープ、赤フープ、黄フープ、緑フープ

【準備】

  • 図3のようにスタート位置用コーンを置き、各々間隔は5m程度(適当でOK)離した青赤黄緑のフープを図のように配置します。
  • 子供はスタートコーンの前で立って待機します。

指示行動

【出題文】

「スタート」の合図で、はじめに歩いて青フープに向かいます。

青フープに着いたらフープの中に立ち「気をつけ」の姿勢をします。

次にケン、パーの順番で跳びながら赤フープまで進みます。

赤フープに着いたらフープの中で「気をつけ」をします。

次に、歩いて黄フープのところに向かいます。黄フープに着いたらフープの中で「気をつけ」をします。

次にケン、パーの順番で跳びながら緑フープまで進みます。

最後に緑のフープの中で「気をつけ」をして終了です。

よーい「スタート」

【確認】
親(出題者)は以下の指示行動(運動)の項目がしっかりできているか確認します。

  • 図3の①は歩いて、②はケン・パー、③は歩いて、④はケン・パーで進めているか。
  • すべてのフープの中で「気をつけ」ができているか。

level 4

図4:level4説明図

【用意するもの】

三角コーン1本

青フープ、赤フープ、黄フープ、緑フープ

ボール

【準備】

  • 図4のようにスタート位置用コーンを置き、各々間隔は5m程度(適当でOK)離した青赤黄緑のフープを図4のように配置します。
  • 模試や考査当日のようにゼッケンを掛けていると仮定して、適当なゼッケン番号を指定します。
    例えば「385さんびゃくはちじゅうご」をゼッケン番号とし子供に覚えさせる。
    ※今回は385を使用します。
  • 子供はスタートコーンの前で立って待機します。

指示行動

【出題文】

自分の番号が呼ばれたら、「はい!」と返事をし手を上げます。

「スタート」の合図で、はじめにギャロップで緑フープのところに向かいます。

緑のフープに着いたらフープの中に立ち「気をつけ」の姿勢をします。

次にケン、パー、グーの順番で跳びながら黄フープまで進みます。

黄フープに着いたらフープの中で「気をつけ」をします。

次に、歩いて青フープのところに向かいます。

青フープに着いたらフープの中のボールを取り、青フープの輪の中からボールがはみ出ないように5回連続でボール突き(ドリブル)をしてください。

終わったら、ボールを青フープの輪の中に置きます。

次に走って赤フープまで進みます。

最後に赤フープの中で「気をつけ」をして終了です。

「さんびゃくはちじゅうに番さん……..」

「さんびゃくはちじゅうさん番さん……」

「さんびゃくはちじゅうよん番さん……」

「さんびゃくはちじゅうご番さん」

よーい「スタート」

【確認】
親(出題者)は以下の指示行動(運動)の項目がしっかりできているか確認します。

  • 親(出題者)が「さんびゃくはちじゅうご番さん」と言った後「はい」と返事をして手をあげられるか。
  • 図4の①は ギャロップ、②はケン、パー、グー ③は歩いて、④は走るで進めているか。
  • 青以外ののフープの中で「気をつけ」ができているか。

【補足】
・青フープでのボール突きは以下の絵のようなイメージです。

・ギャロップって何?という方は下記動画を参照してください。
 動画の40秒辺りの部分で紹介されている前を向いたギャロップで進みます。

スキップ、ギャロップ

ギャロップ参照動画

用意した備品

4色フープ (直径40cm〜68cm)

我が家では直径68cmのものを購入しましたが、40cm程度以上だったら大丈夫だと思います。

三角コーン

ドッジボール

ボールは運動・体操で使っていっしゃるご家庭は多いと思いますが、特に大きさの指定はないのでお持ちのドッジボールで大丈夫だと思います。
ちなみに、上記リンクのボールは、空気が抜かれた状態で商品お届けになります。別途空気入れが必要です。

まとめ

内容からもlevel4の指示行動(運動)なんかは相当な集中力、記憶力が必要となります。
息子と公園でこの訓練をやっていましたが、息子は案外楽しそうにやっていました。
level4の指示行動(運動)の応用として、出題文を読んだ後の

「さんびゃくはちじゅうに番さん……..」

「さんびゃくはちじゅうさん番さん……」

「さんびゃくはちじゅうよん番さん……」

の所はカウントアップして読み上げているので「もう直ぐだ」とか「次だ」とか予測できます。
さらに集中させるために、番号の読み上げをランダムにしてたりして応用していました。

例えば、

「ろっぴゃくごじゅうじゅうさん番さん……..」

「ななひゃくはちじゅうご番さん……」

「じゅう番さん……」

「ひゃくいち番さん……」

「さんびゃくはちじゅうご番さん」

急に自分の番号が呼ばれて「はい!」と直ぐ手をあげられるか

なんていうのをやっていたりしました。

真剣にこの指示行動(運動)をやりだした時の息子の何も聞き逃すまいという真剣な眼差し、集中そのもののその外見から効果を感じられる訓練になったなと思い紹介させていただきました。

次回以降に我慢系指示行動(運動)の訓練もまとめてみたいと思います。


最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは。

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