【小学校受験】 ペーパー問題単元別頻出度を見る! 前編 ~理英会模試での頻出度と正答率~

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小学校受験

こんにちは。

今回は神奈川県最大手の小学校受験幼児教室、理英会の年長期1年間の模擬試験で出題されるペーパー問題を領域・単元別に分けどの領域・単元が頻出するのか、正答率(難易度)はどうなのかを調査した結果を紹介します。

理英会では、出題するペーパー問題を5領域、5能力、57単元に分類しています。
個人成績表では領域別、能力別でも偏差値を割り出されていました。

そのペーパー問題の単元に注目し、年長1年間分の模試の成績表から抽出し、単元によって出題される頻度に違いがあるのかを調査し頻出度順にTOP5を抽出しました。
今回は前編として第5位(同率)と第4位をご紹介します。

理英会が小学校受験のペーパー問題において総合的に何を重要視しているのかが垣間見れるのではないでしょうか。

幼児教室 理英会の成績表

上の写真は幼児教室 理英会で月1回実施される月例模擬テストの後、郵送されてくる個人成績表です。

模試で受けたペーパー問題、行動観察、運動、制作、全ての問題や設問を形式、分野、領域、能力、単元で分類し問題内容、正否や全受講者の正答率、その問題の配点がまとめられています。
A3サイズの表にまとめられていてとても見やすく、当時息子の不得意分野の分析や対策に重宝していました。

この成績表の中の形式の部分を見ていただくと、【ペーパー】という項目があります。
この【ペーパー】の項目が付いた行に、出題されたペーパー問題を分野・領域・能力・単元それぞれにおいて分類表示し、その問題内容(簡易説明)・正否・模擬テスト受講者全体の正答率が確認できます。

領域、単元の項目を見ていただくと、数量や話の記憶、等分や計数などお馴染みのワードが見られて、その問題がどのような問題かがイメージしやすいと思います。
また、ここでは正答率をその問題の難易度と解釈します。

ペーパー問題の単元 出題頻度TOP5 ~理英会 年長1年間全模試より調査~

理英会の年長コース1年間で実施されるすべての月例模擬試験で出題されたペーパー問題を抽出し、今回は話の記憶など馴染みのあるワードが並ぶ【単元】に注目しその出題頻度を調査しました。

1年間の月例模試のペーパー問題だけ抽出してみると、276問のペーパー問題が出題されていました。
数が多く、全ペーパー問題を掲載するわけにもいかないので、出題頻度が多かったペーパー問題の単元TOP5を紹介します。

出題頻度No.1の単元の出題数は断トツで多かったです。

(同率)第5位 立体構成

領域  能力 単元正答率(%)
図形映像推理思考力立体構成59
図形映像推理思考力立体構成40
図形映像推理思考力立体構成76
図形映像推理思考力立体構成49
図形映像推理思考力立体構成43
図形映像推理思考力立体構成29
図形映像推理思考力立体構成56
図形映像推理思考力立体構成52
図形映像推理思考力立体構成71
図形映像推理思考力立体構成54

同率第5位は立体構成のペーパー問題です。
1年間を通して10問出題されています。
立体構成というペーパー問題は以下の様な問題になります。

問題:上のを見ましょう。積み木が書いてありますね。真ん中と下の積み木は上に書いてある積み木からいくつ増えましたか。その数の〇を書きましょう。

難易度(正答率)について出題数10問をグラフにまとめました。

正答率が低い方に問題数が多い場合は難易度が高い単元と言えるかと思います。

立体構成問題の難易度に関しては、10問中8問が正答率60%以下となっており、そこそこ難易度が高い問題になり得るのかなという実感です。

(同率)第5位 求残問題

領域  能力 単元正答率(%)
数量推理思考力求残26
数量推理思考力求残39
数量推理思考力求残40
数量推理思考力求残53
数量推理思考力求残57
数量推理思考力求残68
数量推理思考力求残68
数量推理思考力求残77
数量推理思考力求残79
数量推理思考力求残81

同率第5位は求残のペーパー問題です。
1年間を通して10問出題されています。
求残というペーパー問題は以下の様な問題になります。

問題:の中の絵を見ましょう。これはお母さんがミカンを配っている途中の絵です。あといくつミカンはお母さんのお皿に残っていますかその数だけ右の皿の部屋に〇を書きましょう。

問題:さて、ミカンをいただきましたが全部で6個ミカンが残ってしまいました。みんなで食べたミカンの数はいくつですか。女の子の部屋にその数と同じ数の〇を書きましょう。

難易度(正答率)について出題数10問をグラフにまとめました。

求残問題の難易度に関しては、10問中6問が正答率60%以上となっており、全体的に難易度はそれほど高くはない印象です。
正答率26%の問題があったのは、一度の設問で4つの求残問題数があり4問目まで解答できない子が多かったと推測します。
単問では比較的難易度の高くない問題を問題数を多くして、解くスピードが必要とされるペーパー問題は往々にして見られます。

第4位 2つ折り・4つ折り問題

領域  能力 単元正答率(%)
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り36
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り48
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り52
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り54
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り58
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り65
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り66
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り66
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り68
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り69
図形映像推理思考力2つ折り・4つ折り74

第4位は2つ折り・4つ折りのペーパー問題です。
1年間を通して11問出題されています。
2つ折り・4つ折りというペーパー問題は以下の様な問題になります。

問題:左の様に折った折り紙の黒いところを切り取って広げると、右のどのようになるでしょうか。選んで〇をつけましょう。4つとも全部やりましょう。

難易度(正答率)について出題数11問をグラフにまとめました。

2つ折り・4つ折り問題の難易度に関しては、11問中6問が正答率60%以上となっており、全体的に難易度はそれほど高くはない単元なのかなという実感です。

次回、ペーパー問題単元別頻出度を見る! 後編 ~理英会模試での頻出度と正答率~ では第3位~第1位を紹介します。

最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは。

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