【我が家の小学校受験】塾・幼児教室の入塾前体験教室記①

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小学校受験

絵画の時間

授業は進み、次はお絵描き・絵画の時間になりました。

白いA4の画用紙が配られ、先生が
「自分が犬と野原で遊んでいるところを描いてください」
と指示を出し、皆一斉にクレヨンで絵を描きはじめました。

「自分が犬と野原で遊んでいるところ」って言われても普通の年中の子にとっては何を描いたら良いかわからない子もかなりいるかと思います。

年中のレベルだと、単体で何を描いたか分かる程度でとりあえずはOKという感じなのでしょうが。
ジロチョの場合は、そもそも単体で犬や人を描く技術が乏しかったですが、、、。

まず、野原を絵で表現するのが難しいと思います。

適当に草や木に見えるものを何本かを描いとけばいいんですが、ジロチョはこれを描くのもままならない状況の絵だった事は覚えています。

また、「遊んでいる」というのも幼児にとって絵で表現するのは考えてしまうみたいです。

実際は犬が四本足で立っている絵と横に人がいる絵でとりあえずは良いとは思いますが、何も教わっていない4歳の年中の子にしたら、
人を人として分かる様に描くのも、犬を犬として分かる様に描くのも結構難しいものなんです

このお題の絵画の時間は5〜10分程度与えられていました。

ジロチョは10分でも完成出来ていなかった記憶があります。 

特に犬、野原が描けなくて困っていた様子でした。

当時のジロチョの絵 動物
当時のジロチョの絵 人と乗り物

写真はその当時のジロチョが描いていた絵の2枚です。

1枚目の写真は何故か青いですが、犬としてジロチョが描いたものです。

2枚目の写真では、黒い○から手、足の様な物が出ているのが人としてジロチョが描いたものでした。

私は4歳の息子が楽しそうに描いたその絵が好きです。

絵の描き方なんて一度も教わった事がない子供が描いた絵ですが、子供らしいすてきな絵だと思います。

でも小学校受験での絵画においては、見る人がその絵が何だかわからなといけないのです。

小学校受験準備が進むに連れ、私はジロチョの絵をそのまま好きになれなくなっていきます

ちなみに、教室の他の子達も野原を表現出来なかったり、犬を描くのに苦労した子たちが少なからずいました。

何人かは5分程度でズバ抜けてしっかり描けている子達もいました。

ペーパーの時間 言語の問題

更に授業は進み、それぞれの子供達にA4の紙5枚程度がホッチキスで留められたテキストが配られました。

表紙に名前を書いて1ページめくって下さいとの指示があります。

そして
「上の段、真ん中、下の段、それぞれ1番音の数が多いものに○、1番少ないものに✖️を付けて下さい。」
と指示がありました。

言語プリント

写真はその時のプリント(ジロチョの解答含む)です。

上の段の正解は冷蔵庫が○、馬が✖️になります。
イルカにも✖️が付いてますね^^;

「音の数」というのは小学校受験前の幼児達に使われる言い回しで、単語の文字数の事です。
「れいぞうこ」なら5という感じです。
この言い回しの意味を知らないと正解出来ないのです。

ペーパーの問題文


ちなみに、小学校受験でのペーパーの問題文はほぼ全ての小学校で、口頭もしくは録音音声での読み上げで出題されます

ひらがなは小学校で習うもの、という基本方針・暗黙の了解みたいなものがどの私立小学校もあるらしいです。

入試の時は、問題文は基本的に一度しか読み上げてくれない小学校が多いです。

なので、子供達とってペーパー問題文は、聞き逃さないよう相当集中し、しかもその意味を理解する必要があります。

ペーパーの「話の記憶」って言う分野では3分〜7分間程度で読み上げられるお話の内容を記憶し後の問いに答える、なんて問題が出てきたり、
「指示行動」という分野では複雑な指示を一聴で記憶する必要があります。

集中して聞くという能力は、小学校受験においてかなり重要な能力と感じています。

点図形、数の問題のプリント


授業は更に進み、点図形と数の問題のプリント時間です。

点図形のプリント

これは1列目、2列目の図形をそれぞれ3列目、4列目にそっくりそのまま書き写す問題です。

赤で書いたものがジロチョが授業で書いた部分です。

これも訓練していないと、4歳の子供には難しかったりするんです。
ななめの線の始点・終点の見極めとか。
この赤で答えた三問にもかなり時間が掛かっていたかと思います。

数の問題のプリント

数の問題では、
1問目は「ネズミが持っている物とワニが持っている物の数の違いはいくつですか。その数の○をサイコロ1の部屋に書いて下さい。」
でした。

写真のジロチョの答えは4つの○で正解ですが、これは体験教室後帰宅して私が教えて訂正して書いた答えです。
体験教室では間違えていました。

ジロチョはもちろん数は数えられましたが、「数の違い」の意味がしっかり理解できていませんでした。
家に帰っておはじきを使って”違い”の意味を教えた記憶があります。

ちなみに、その他の問題は
「タヌキとネズミが持っている物はどちらが多いですか。
多い方の動物の顔に○を付けて下さい。」

「タヌキはあといくつで10個になりますか。その数の○をサイコロ3の部屋に書いて下さい。」

「ネコが持っている物はあといくつで9個になりますか。その数の○をサイコロ4のの部屋に書いて下さい。」
です。
比較的簡単な問題ですが、解答に与えられる時間は1問10秒程度でした。

写真のジロチョの解答欄に消し後がある様に、体験授業では結構間違えていましたが、家に帰って私が教え再度やって正解した答えが書いています。

この後、プリントもう一ページとマジックブロックって言う知育パズルをやって授業は終わりました。

下の写真がマジックブロックですが、ジロチョはこれもうまく出来なくて、それを見ていた私が悔しくて帰宅後Amazonで即購入しました。

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マジックブロック

ジロチョを見守っていた私の感想


子供が頑張っている間、親達は後ろの壁際で椅子に座り子供達の様子をずっと眺めていました。

ジロチョの様子見ていて、お世辞にも良く出来たとは言えない感じでした。

なんせ殆ど初めてやる事ばかりだったので。

よくない事だとわかっていても、周りの他のお子様達と同時に見ていると、どうしても比べてしまっていました。

長い受験準備期間の最初のこの時点で
私の心の中に、この後苦しめられる感情の分子が生まれ始めていたと思います。

この時はまだ気付かないくらい小さかったですが。

終わった後、私の気持ちとしては、入試まで後1年2ヶ月くらいあるし、これから頑張れば何とかなるだろうくらいの気持ちでした。

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